がん保険は海外で利用可能か

加入しておくと万が一の際に安心ながん保険。しかし海外移住を考えている方や海外旅行回数が多い方、仕事で海外出張する可能性がある方の場合、海外でも給付金が支払われるのか疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

がん保険が海外で適用になるかについてご紹介しますので、加入時や見直しの際に参考にしてください。

海外で利用不可ながん保険に注意

海外でがんが発覚した場合、給付金支払いを適用になるかは加入している保険によって異なります。調べてみても海外で利用できるがん保険かわからない場合、確認方法は主に下記の3通りです。

  • 約款を見る
  • 保険会社に直接もしくは保険の代理店に確認する
  • 公式サイトのよくある質問から海外について探してみる

約款は加入した際に受け取る書類やパンフレットなどで確認可能です。保険に加入する前でも確認できる会社もあります。

海外でも対象となるがん保険ばかりではない

海外でも適用されるがん保険ばかりではないのです。保険内容によっては手術の給付金が貰えるけれど、抗がん剤の治療は対象外となる場合もあります。

がん保険が適用になるか見るべきポイントはがんの診断条件で、基本的に約款やパンフレットなどには悪性新生物と記載されており、「日本の医師が認める場合」が一般的な条件です。抗がん剤治療なども日本の診療報酬点数で計算される場合には、海外での治療で給付を受けるのは難しいでしょう。

つまり海外の渡航中や海外移住した際に診察を受けるのが「現地の病院」だと対象外になってしまいます。

海外で診察を受ける病院選びも重要

海外でも対象となるがん保険は一般的に「日本の病院と同等の施設」で入院や手術をした場合です。該当する医療施設は保険会社に確認しなければいけませんが、現地の公立病院や日本人医師を在中させている日本向けのクリニックなどが挙げられます。在中者や旅行者が多い地域なら、日本人向けのクリニックがあるのも珍しくありません。

診断書は日本語以外でも大丈夫かもチェック

がんと診断された際に給付金を受けるためには、診断されたことがわかる証明書が必要です。例えば入院給付金を受け取るのであれば入院証明書などがあります。

提出する証明書が日本語以外でも対象になるかもチェックしておくべきポイントです。英語や日本語などは問題なく対応している場合もあり、他の地域でも大使館にて翻訳してもらうなどの対応で大丈夫なケースもあります。

保険の選び方を見直そう

がん保険など生命保険は毎月の保険料と給付金額や給付条件などが主にチェックされるポイントです。しかしライフスタイルに合わせて保険を選ばないと、貰えると思っていた給付金が支給されない可能性もあります。

特に掛け捨てのがん保険は給付条件をしっかりチェック

がん保険は満期などで返戻金などが戻ってこない、いわゆる「掛け捨て型」が多い傾向です。貯蓄型のがん保険なら給付金が受け取れなくても一部のお金は戻ってくるため、大きく損をした印象にはなりません。

しかし掛け捨て型でがんと発覚された際に条件対象外となってしまうと、保険に加入する意味がなくなってしまいます。がん保険に加入する際、掛け捨て型は特に給付条件を注意しておきましょう。

現在がん保険に加入しているから安心と考えている方も、海外に渡航が決まった際には一度がん保険の内容を見直しておくべきです。状況によっては現在の保険内容が合わなくなるため、今まで払ってきたからもったいないと考えるのではなく、今後一番ぴったりな保険を選びましょう。

海外渡航する際のがん保険のチェックポイント

海外渡航する予定のある方ががん保険を選ぶ時のチェックポイントはいくつかあります。

海外は一時的か長期的か

海外の病院で診察を受けて海外から請求する以外にも、日本に帰国し入院や治療を受けて日本から請求する方法もあります。旅行など一時的な海外滞在であれば日本の治療も選択できますが、仕事で簡単には帰国できないなど、難しいという方もいるでしょう。がんと診断された際にすぐに帰国できそうな状況かを踏まえて、海外でも給付金を受け取れる保険にするかを選ぶのが大切です。

重要視するのは一時金か継続的な治療費用か

あまり貯蓄がない方はがんと診断された際の一時金が当面の生活費や治療費として重要になってきます。一時金を重視するためにがん保険に加入するならば、海外対象のがん保険のなかでも幅が広がります。

反対に貯蓄はあるため、がんと診断された際は治療に専念したい方は通院の給付金が重要なポイントです。そのため海外で入院した際や抗がん剤治療の給付金が対象外となるのであれば、あまり向いていません。

まとめ

海外に在住している場合、がん保険は必ず給付の対象となるわけではなく保険会社ごとに違います。約款を確認するか保険会社や代理店に問い合わせると海外でも対象になるかがわかりますが、診断時や治療時など給付金の支給条件もチェックしておくべき点です。

海外渡航する予定がある方は保険料を支払っているのに給付金が受けられないといったことのない保険を選び、既に加入している方も見直しておきましょう。

選ぶ際には海外から日本にすぐ帰国できる状況か、一時金と治療の給付金のどちらを重視するかがポイントです。