がん保険の用語辞典

がん保険を選ぶ際によく出てくる用語をご紹介します。

か行

化学療法

がんの三大治療の内の一つです。抗がん剤を用いてがんを治療することを言います。抗がん剤には、がん細胞の増殖を抑制し、再発や転移を防ぐ効果があります。三大治療の中で最も広範囲のがんを治療することが可能です。

がん診断確定

がんと診断された場合に受け取れるがん診断給付金などの診断確定条件は保険会社ごとに約款に定義が記載されています。その診断確定方法は病理組織学的、細胞学的、X線や内視鏡などの理学的、臨床や手術の所見全て、またはそのいずれかの場合があります。

高額療養費制度

厚労省が提供する制度の一つで、病院や薬局などで支払った治療費などの金額が上限額を超えると、その超えた分の金額をもらうことができるというものです。上限額は年齢や所得によって異なりますが、70歳未満の場合は「限度額適用認定証」を交付してもらう必要があります。

さ行

差額ベッド代

差額ベッド代とは、公的医療保険の対象にならず自己負担になる費用のひとつです。入院する部屋によって、差額ベッド代が発生します。病室内の病床が4床以下、病室の面積が1人あたり6.4m²以上、プライバシーを確保する設備がある、個人用の収納や照明・椅子が設置されているなどです。入院する病室によって差額ベッド代も変わりますが、多くの方が差額ベッド代を支払ってでも個室や少人数の病室を希望されることから、入院にあたってはチェックしておくべきポイントとなります。

主契約と特約

保険には主契約と特約があります。加入する時に基本となる保障が主契約になり、患者様の意向で付けるかを選ぶことができる特約に分かれます。

携帯電話の契約に例えると、主契約が基本料金(ベースとなる部分)で、特約がオプションになります。したがって、がん保険の見直しをする際に、保険料を抑えるために特約を取ることも可能です。

終身保険

がんの保険期間が一生涯続くタイプです。がん保険の多くが、がんで治療した場合の入院給付金を無制限で受け取ることができます。これは、がんは治療が長期化し再発や転移した場合でも保障を受けることが出来るようになっているのです。

保険料の支払い方法は大きく分けて一般的に2つあります。一つ目は保険料の払込期間を50歳や60歳などの短期間に設定する場合です。二つ目は保険料の払込期間が保険期間と同じ一一生涯払う場合です。

重粒子線治療

先進医療の1つです。重粒子と呼ばれる炭素イオン線の速度を加速させることによって、体の奥深くにいるがん細胞に的を絞って攻撃するのです。放射線治療とは違い、細胞を攻撃する力をがん病巣に設定することが可能になりました。

そのため、一人ひとりのがん細胞の状態に合わせて照射を行うことを実現し、脊髄などの重要な器官に影響を与えることを抑えることができます。ただし、がん細胞の攻撃力が大きい反面、がん細胞に近い正常な細胞を全く傷つけないということは非常に難しいです。

上皮内新生物

がんの赤ちゃんとも呼ばれる上皮内新生物は、臓器の表面を覆う上皮組織でがん細胞がとどまっている状態をいいます。この上皮組織から基底膜を貫いて深層部まで広がった状態が悪性のがんです。

ステージ

がんにはステージという進行度があり、0~4で定義されています。0期では上皮にとどまっている浸潤が進んでいないがん、1期では筋肉層にとどまっているがん、2期では筋肉層を超えリンパ節に転移しかけているがん、3期ではリンパ節に転移しているがんで、4期はすでに他の臓器に転移しているがんのことを指します。保険によってはステージによって条件が変わるものもあるため、注意が必要です。

セカンドオピニオンサービス

治療中の病気や診断された病名が納得できない場合や、提案された治療方法以外に最善の方法がないのか等の相談を主治医以外の医師に意見を求めることができるサービスです。

医師から説明を受け、患者自身で病気の治療について決定に関わることができ、より納得して治療を受けることができるようになります。このサービスは保険会社によっては保険に加入する時にサービスとして付いてくる場合があります。

責任開始日・免責期間

保険は審査が通った場合に申し込み・告知・入金の3点が揃った日に遡って保障の開始日(責任開始日)とすることが通常です。その保証を受け取ることができない期間のことを免責期間と言います。がん保険の場合は、免責期間が約90日間であることがほとんどのため、責任開始日は免責期間後となります。

先進医療特約

病院で医療行為を受ける時、多くの場合健康保険に適用されます。しかし、先進医療はまだ保険適用にするかどうかを決める前の先進的な医療を示すので、先進医療を受けた場合は保険適用部分の治療を除いて全額自己負担になります。

その健康保険適用範囲外になった費用は治療方法によっては高額になることもあります。そのような高額な費用に備えた保障として持てるのが先進医療特約になります。

た行

第三分野

生命保険が属する第一分野と損害保険が属する第二分野の間に位置する分野で、生損保険会社が取り扱うことができます。第三分野には医療保険やがん保険、介護保険などの保険が含まれます。

定期保険

保険期間が一生涯続く終身保険とは異なり、一定期間の間で保険期間が続く保険です。保険期間は5年や10年など様々なタイプがあります。保険期間内にがんと診断され治療を受けた場合に保障を受けることができるのが定期保険です。

は行

保険料払込免除

がんと診断された場合など特定の条件を満たした際に、それ以降の保険料が免除される特約になります。保険会社によってまた保険の内容によって免除される条件や特約の有無の違いがあります。がんと診断されそれ以降の保険料の心配をせずに治療に専念することができます。

や行

陽子線治療

重粒子よりも小さい粒子である水素を用いて行う放射線治療のことを言います。体内に照射されると従来の放射線では体を貫通していましたが、陽子線はとても小さいため正常な細胞を傷つけることなくがん細胞を狙って照射を行うことが可能になります。