がんの緩和ケアでかかる費用

がんの苦痛を和らげるための治療である緩和ケア。一体どのくらいの費用が必要になるのか、平均的な目安を解説します。

がんの緩和ケアにかかる費用の目安はどれくらい?

緩和ケアの費用は定額料金制

がんの緩和ケアにかかる費用は、厚生労働省によって定められている定額料金制です。「緩和ケア診療加算」として1日390点(3,900円)が加算された後、保険適用により割引されます。30日であれば117,000円が必要となり、3割負担の保険に加入しているなら35,100円と算出可能です。

入院費用にさまざまな費用が加算される

がんの緩和ケアにかかる費用は、緩和ケア診療加算だけであれば安価に感じられるでしょう。しかし必要な費用はそれだけではありません。食事療養費や入院時の室料差額費など、病院に支払う費用も含まれるためです。すべてを含めると3割負担の保険適用でも、日額14,000円前後の費用が必要となります。入院期間が短いほど費用が高くなる傾向があります。

緩和ケアでがん保険の給付金はもらえるか

特約の付帯で給付金が受取可能

がん保険で緩和ケアの給付金を受け取るためには、一般的に特約を付帯させる必要があります。「がん疼痛ケア給付金特約」などが用意されており、入院・通院問わず、がんの痛みを取り除くための緩和ケアを受けることで給付金が支給される特約です。ただしがん保険によっては、緩和ケアに対する特約自体が用意されていないこともあります。

緩和ケアで受け取れる給付金額の目安

がんの緩和ケアで受け取れる給付金額の目安は、毎月1回、5~30万円です。支払限度は1年間の利用となっている場合が多いようです。もちろんがん保険によって差があるので、緩和ケアにも備えたいという方は、給付金額や給付される条件などをよく比較して選びましょう。

がんの緩和ケアを経験された方々のブログをご紹介

費用面でのお話をしてきましたが、実際にどんな治療がされるのか、その前後のストーリーも含めてブログにまとめている方々がいらっしゃいます。緩和ケアがどのように進められ、ご家族はどのようにサポートされていたのかなど、参考になる部分があるはずです。

「34歳、夫がまさかの胃がんステージ4」

ももさんによる、旦那さまの闘病ブログです。放射線治療などを経験されたあと、ご自身の希望で緩和ケアの病院に転院することになります。面談から転院先の先生とのやり取りなど、細かくまとめてらっしゃいます。

非常に苦しい闘病生活と、病院での出来事についての詳細が綴られています。

「34歳、夫がまさかの胃がんステージ4」ブログをみる

「病床六尺~ステージ4トリネガ若年性乳がん再転移しちゃった系OL」

Shineさんによる、ご本人の闘病生活をまとめたブログです。余命宣告から一時は復帰、しかしそこからさらなる転移が見つかるという、非常に苦しい思いをされたときの状況が綴られています。

最期まで気丈にブログを更新されており、その感情の変化などを手に取るように感じることができます。勇気をもらったというコメントも多く寄せられている、多くの方がに影響を与えたブログです。

「病床六尺~ステージ4トリネガ若年性乳がん再転移しちゃった系OL」ブログをみる

Not doing but being

都内で訪問医療医をされている方のブログです。在宅緩和ケアの普及、というテーマでブログを運営されています。実際に緩和ケアを経験されているお立場から、いろんな記事を発信されています。

中には、患者さんとのエピソードであったり、緩和ケアや介護に関するニュースを取り上げられたりしています。施設側、病院側からの発信として、こちらのブログも大変参考になる内容でした。

「Not doing but being」ブログをみる

がんの緩和ケア費用に備えればさらに安心

がんの治療は全般的に高額で、緩和ケアも受ける場合はさらに金銭的な負担が大きくなります。すべてを実費で賄うことは大変であるため、がん保険への加入は欠かせません。

がんの緩和ケアにかかる費用は、1日あたり14,000円前後。何日間も入院する可能性も考えられるため、特約で緩和ケアの費用もカバーしておくことがおすすめ。給付金額や条件をよく比較して、自分にあったがん保険を選びましょう。

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