30代のがん保険

ここでは、30代における病気のリスク、がん保険の必要性、がん保険の選び方などについて詳しく解説します。男女を問わず、30代はがんの発症率が徐々に上がる年代。がん保険への加入も、真剣に検討すべき年代です。

30代で考えられる病気のリスクは?

30代での発症リスクがある代表的な病気について、男性と女性とに分けて確認してみましょう。

30代男性の場合

胃がん

30代に入ると、男性は徐々に胃がんの罹患率が高くなっていきます。国立ガン研究センターが2011年にまとめたデータを元に算出すると、約8.25倍も20代男性より発症率が高くなっているのです。(参照元:国立がん研究センター「最新がん統計」)

胃がんの主な原因は、塩分の多い食習慣や喫煙習慣など。さまざまな病気の原因となる悪しき生活習慣が、そのまま胃がんの原因にもなります。

また、胃の中に存在するピロリ菌が原因となり胃がんが発症することもあります。ピロリ菌は薬で除去できるため、発見された場合には速やかに治療を受けるようにしましょう。

30代女性の場合

子宮筋腫

子宮内膜症とともに疑われた警官がある割合は20.6%に昇ります。(参照元:第一生命経済研究所「女性の病気の現状と検診受診の実態[PDF]」)

筋腫自体は良性ですが、その大きさや位置によっては、不妊や流産の原因となることがあるため、早期発見・早期治療が望まれます。月経量が多くなった場合や、激しい月経痛に襲われる場合、月経以外での出血が見られるなどの症状の場合には早めに病院にかかりましょう。

子宮頸がん

子宮頸がんとは、子宮の入口にある子宮頸部という部分に生じるがんのこと。特定のウイルス感染が原因で、かつ、感染の原因は性交渉です。

仮に感染しても、通常は自然消滅するウイルスですが、何らかの理由で消滅せず、10年以上にわたって体内に存在し続けた場合、子宮頸がんを発症することがあります。国立ガン研究センターが2011年にまとめたデータを元に算出すると、20代女性よりも約2倍も発症率が高くなっています。(上皮内新生物も含む)(参照元:国立がん研究センター「最新がん統計」)

乳がん

乳がんとは、乳腺に生じる悪性腫瘍のこと。20代でも発症することのある乳がんですが、30代になると、その発症件数は急激に上昇。国立ガン研究センターが2011年にまとめたデータを元に算出すると、20代女性よりも約2倍も発症率が高くなっています。(上皮内新生物も含む)(参照元:国立がん研究センター「最新がん統計」)

子宮頸癌と同様に発症のリスクは20代と比べると高くなります。数あるがんの中でも、女性がもっともかかりやすいがんとなり、がん罹患全体の約20%を占めます。(参照元:国立がん研究センター「乳がん」)

早期に発見された場合には、治療法の幅が広くなります。自治体における助成制度を利用するなどし、定期的に乳がん検診を受けるようにしましょう。

30代におけるがん保険の必要性

20代のころとは異なり、30代に入ると、男性も女性もがんの発症リスクが徐々に上がり始めます。遺伝性のがんも見られることがありますが、喫煙や食生活などの生活習慣等の影響によるがんも見られ始めるようになります。

30代におけるがん保険加入の必要性について、男女別で考えてみましょう。

30代男性の場合

20代男性のがんの発症率は低めですが、30代に入ると発症率は徐々に上がっていきます。発症する部位は、胃や大腸(結腸・直腸)、膵臓、肺、血液(白血病)など様々。30代に入ってから遺伝が疑われるがんを発症する例も、決して少なくありません。また、20代からの暴飲暴食を止めずに生活している方はよりがんの発症リスクは高くなります。

後述しますが、30代男性は結婚し家庭を持つ可能性の高い世代。自分だけではなく家族の生活を守るという意味においても、がん保険への加入を積極的に検討すべきでしょう。

30代女性の場合

30代に入ると、女性はがん発症率が上がります。20代からリスクの高い子宮頸がんに加え、30代になると子宮体がんのリスクも上昇。乳がんの発症件数も増えるとされています。胃がんや大腸がん、肺がんなど、男性に多い印象のあるがんも、女性特有のがんに比べると少ないですが決してゼロではありません。

仕事と家庭、さらには子育てなどを並行する例が多い30代女性。がんで倒れた際の周囲への影響は、はかり知れません。経済面の心配が内容にがん保険への加入は、必ず検討しておくべきでしょう。

30代のがん保険・保険料の相場は?

「なるほどがん保険」で紹介している21商品について、35歳で終身払いの際の平均保険料を算出しました。(詳細な条件は「なるほどがん保険」TOPページでご確認ください)

  • 平均保険料:3,529円

おおよそ3,000円~4,000円のものが多くありました。もちろん保険商品によって、主契約の内容も変わるため保険料もかなり幅があります。安いものは1,000円台から、高いものだと10,000円に近いものまで存在していました。

どこまでの費用をかけてがんのリスクに備えるかは、人によって異なるはずです。掛け捨て型の場合、がんにかからなかった場合は保険料が戻ってくることはありませんので、そこも注意しなければいけません。

ご自身の資産計画と照らし合わせて、月間にかかる保険料を調整しましょう。ただ、将来的に入ることを考えているのであれば、早い段階で入った方が月々の支払いを低く抑えることはできるので、家系的にがんにかかりそう…という不安を持っている方などは一度検討してみることをおすすめします。

30代のがん保険の選び方

たとえ今は健康でもがん保険には入っておくべき

男性であれ女性であれ、30代の人は積極的にがん保険への加入を検討すべきです。なぜならば、万が一がんを発症した場合、自分だけではなく周りにも多大な影響を及ぶ恐れがあるからです。

晩婚化が叫ばれる昨今の日本ですが、そうとは言え、厚生労働省の「平成28年度婚姻に関する統計」によると男女ともに初婚率は30代です。(参照元:厚生労働省「平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況」)

結婚してすぐにお子様を設けるご家庭も、きっと多いことでしょう。家庭を持つと(特に子供が生まれると)、人生は自分だけのものではなくなります。自分が病気で働けなくなれば、残された家族は路頭に迷う恐れがあります。

40代、50代などに比べ、30代はがんの発症リスクが低めとされていますが、家族への責任という意味において、がん保険には加入しておくべきでしょう。

ページ監修者(みうさん)

ページ監修者

ペンネーム:みう

大学卒業後、1年間大手保険会社にて損害保険や生命保険と医療保険を取扱う提案営業に従事したのち、ライターに。独学でFP2級(2017年9月)とAFP(2018年3月)を取得し、「保険はよく分からない」を少しでも解消することをモットーにライティングをおこなっています。

30代におすすめのがん保険

30代のがんリスクに備えることができるおすすめのがん保険をご紹介します。月々の保険料がそれほど高くないのに、手厚い保証を受けられる保険です。保険料や保険金は、1984年4月1日生まれの35歳男性のケースで計算しました。終身払いを選択した場合の保険料です。

ガン保険スマート5,000円プラン

三井住友海上あいおい生命が提供するがん保険です。月々の保険料は4,915円で、最大3,375万円の給付金を受け取れます。シンプルな基本保障にいくつもの特約を付けられるがん保険です。

がん診断給付金は特約です。最高200万円の給付を受けられます。給付を受けられる頻度は1年に1回です。最初にがんと診断されたときはもちろん、1年経ってもがんの治療を続けていたり、再発や移転が見つかったりして入院したときも保障されます。上皮内がんも減額されません。

抗がん剤治療も特約で保障を付けられます。給付金は最大20万円です。点滴や注射、経口投与など、さまざまな形の抗がん剤治療が対象となっています。同じ特約でホルモン療法も保障。支給は1か月に1回までです。通算120か月分の給付金を受け取れます。上皮内がんも対象です。

先進医療特約は通算2,000万円まで保障されます。先進医療の治療費だけでなく、交通費や宿泊費も保障対象です。交通費や宿泊費の保障は1日1万円までとなっています。先進医療を受けるために遠方の病院へ行った場合に活用できるでしょう。

スーパーがん保険

楽天生命が提供しているがん保険です。楽天生命のスーパーがん保険には、基本プランと安心プランがあります。それぞれがん治療支援給付金というサービスを付けるかどうかを選べるようになっていて、計4タイプのプランです。

月々の保険料は4,756円です。最大2,040万円の給付金を受け取れます。診断給付金は選択性です。最大200万円の給付金を付けられます。1年に1回受け取ることができ、通算で6回まで申請することが可能です。

抗がん剤治療の給付金は最大30万円。通算36回まで支給されます。ホルモン剤も給付金が最大30万円ですが、通算回数は60回までです。

放射線治療は手厚い保障が付いています。給付金は1か月あたり最大30万円、支給対象になるのは2か月に1回です。回数無制限で保障を受けられます。

先進医療特約は通算2,000万円です。がんの診断を受けたら、それ以降保険料を支払う必要がありません。

ガン保険スマート10,000円プラン

三井住友海上あいおい生命が提供しているがん保険です。ガン保険スマート5,000円プランとは保障内容が違います。月々の保険料は5,003円です。給付金の総額は1,800万円です。

特約で付けられるがん診断給付金は最大100万円。5,000円プランと一緒で、1年経過するごとにがんの診断で入院すれば何度でも給付金を受け取れます。

入院給付金や手術給付金は基本保障の一部です。それぞれ回数や日数に制限がありません。日帰り入院も保障の対象です。4日以内の入院でも5日分の保険金が支払われます。

抗がん剤治療の給付金は最大10万円です。通算120か月分の支給を受けられます。ホルモン療法も対象です。先進医療特約の給付金は通算2,000万円まで。宿泊費や交通費も1日あたり1万円まで申請できます。

終身ガン治療保険プレミアムDX

チューリッヒ生命が提供するがん保険です。主契約の保障内容が充実しています。月々の保険料は4,449円です。給付金は最大1,750万円もらえます。

診断給付金はオプションです。50万円から100万円まで10万円単位で決められます。2回目以降の給付を受けるには、最初の診断から2年経過していないといけません。回数は無制限です。

放射線治療の給付金は最大30万円です。1か月に1回の治療が対象になります。抗がん剤やホルモン剤治療は給付金が1か月あたり10万円です。上皮内がんも同額が保障されます。

終身ガン治療保険プレミアムDXは自由診療も保障。自由診療の放射線治療や抗がん剤治療、ホルモン剤治療に対して最大60万円の保障が付きます。通算期間は12か月までです。

がんと診断されたら保険料を支払わなくて済む特約を付けることも可能です。先進医療特約は2,000万円まで保障されます。