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| 第113回 |
2007年6月14日 菱川貞義 |
| ロボットは人間になれるか |
“情報”の話をもう少ししておきたいと思います。“情報”というのはかなりやっかいなので、これからも話題になるとは思いますが、ここではロボットと人間を比べることから、さらにちがった視点で“情報”を眺めてみます。 まず疑問として思い浮かぶのが、「科学がどんどん進歩していけば、ロボットはどこまで人間に近づくことができるのだろうか?」とか、「人工知能が進んでいき、ロボットがロボットをつくれるようになって、ロボットが自らプログラムや機能面まで改良することができるようになったとき、いったい自立したロボットはどんなことを考えはじめるのだろうか?」「ロボットは人間と仲良くしてくれるだろうか?」といったことです。 これらの疑問に答えを出そうとするとき、ヒントになるのが“情報”です。「ロボットは“情報”をどう扱っているのだろうか?」と考えたとき、ロボットと人間の決定的なちがいが明らかになります。そして、人間が“情報”とどのように付きあえばよいのかもわかってきます。 まず、ロボットは完全に“情報”に依存しています。“情報”がなければ、何らロボットらしい働きをすることができず、ただ、ゼンマイ仕掛けのオモチャのように動くことしかできません。そんなロボットは、頼みにしている“情報”をどのように処理しているのでしょうか。将来、生体をコンピュータに組み込んだロボットが登場するようになれば、程度の問題もからみ複雑になっていきます。また、ある程度を超えたとき、それはロボットと呼べる代物なのか?という話にまで及ぶことになります。 もしも自分がロボットだったら、と想像するとき、どうしようもない悲しみに押しつぶされそうになります。そして、同時に、人間にとって“幸せなくらし”がどのようなものかが、はっきりとみえてきます。ロボットにとっての幸せもみえてくるかもしれません。 では、“情報”からみたロボットと人間とのちがいをよく考えてみましょう。 |
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| (つづく) |
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